「高倉社労士、ただいま外出中」

関東地方に春一番が吹いたとのことです。
午前中は事務所で仕事をしていましたが、その頃からかなり風が強くなっていました。

午後からは山武市の顧問先を訪問し、就業規則の打ち合わせを行いました。
本年の1月から改正された育児・介護休業法にあわせて、育児・介護規程を変更することになっています。

その後、東金労働基準監督署にて手続きを済ませ事務所に戻りましたが、道中の八街市周辺は猛烈な砂嵐のため、場所によっては５ｍ先も見通せない状況でした。
行きかう車もスピードを落とし、ヘッドライトを点灯させながらの運転となります。

八街市にある顧問先の社長と話した際に、八街の砂嵐の話をしたことがありますが、春先には窓を閉めていても家の中に砂が入り込んでくるとのことです。
その為に、家の窓は二重窓にしている家も多いとのことでした。

今週は暖かい日が多かったですが、明日からはまた冬の寒さが戻るようです。
皆さま体調管理にはお気を付けください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　2017年 2月17日

先週、私の息子が通う小学校がインフルエンザにより学級閉鎖になりました。
私たち家族も感染しないように予防に努めています。

そんな折に顧問先から「従業員がインフルエンザにかかった。医者の治癒証明書をもらってくるまで出勤停止だ」と伝えたところ、その従業員から「治癒証明書代は会社負担ですか？」との質問があり、対応をどうすべきかとの相談がありました。

従業員の方の主張は、「会社が持ってこいと言っている以上、会社が負担するのは当然だ」ということです。
一方社長は、「自分の体調管理がなっていないのが原因である。会社が負担するなんてとんでもない」との考え方です。

この会社については半年前に就業規則の改訂を行っており、その中には
①　インフルエンザ等の感染症にかかった場合は、出勤停止
②　出勤停止の間は無給
③　治癒後には治癒証明書を会社へ提出することが必要
④　証明書代は従業員が負担する
ということを規定していました。

この就業規則は従業員にも周知されているものであったため、社長には「規程どおり従業員負担でＯＫです」と伝え、一件落着です。

今回は規程によるルール決めと規程の従業員周知（社長も従業員も忘れていたようですが）されていたので、規程のとおりに運用することで落ち着きましたが、就業規則が周知されていない場合は、その効力に疑義が生じます。

「就業規則は『周知』により効力が発生する」、大事ですね！

　　　　　　　　　　　　　　　　　2017年 2月17日