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高倉労務管理事務所 【千葉県 成田市】
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「自動車の大手企業で男性社員が上司にパワーハラスメントを受けたことによって自殺し、それを労働基準監督署が労災認定した」という報道があり、話題になっています。
労災認定は令和元年(2019年)9月11日付。
同年の11月19日に、遺族が同社に損害賠償を求める方針を表明し、明らかになりました。
遺族側の代理人の弁護士によると、男性は大学院を修了して、2015年4月に同社に入社し、研修期間を経て、2016年3月に本社に配属されたそうです。
その翌月以降、上司から、繰り返し「バカ、アホ」などと暴言を浴びせられ、「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと叱責されていたということです。
さらに、個室に呼び出されて「俺の発言を録音してないだろうな。携帯電話を出せ」などと詰め寄られたこともあったということです。
男性は2016年6月ごろに精神疾患を発症し、翌月から3か月間休職。
復帰後は別のグループの所属になったものの、同じフロアにその上司の席があったということです。
その後、「席を替わりたい」、「死んで楽になりたい」などと周囲に漏らすようになり、2017年10月に、社員寮の自室で自殺するに至ったということです。
この労災認定について、代理人の弁護士は、「職場復帰後に通院しなかったり、自己申告しなかったりすると「治った」と判断され、休職前のハラスメント行為と復帰後の症状や自殺との因果関係が否定されることが多いが、今回の認定は実態を踏まえた適正な労災認定で、意義が大きい」とコメントしているようです。
これは極端な事例と言えるかもしれませんが、パワハラなどのハラスメントについては、行為者がそうは思っていなくても、客観的に見ればそれに該当しているというケースもあります。これを機に、次のサイトなどで今一度確認しておきましょう。
〔確認〕あかるい職場応援団(厚生労働省委託事情:ハラスメント対策の総合情報サイト)
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/
令和元年 11月 20日
厚生労働省から、「12月は「職場のハラスメント撲滅月間」です」という案内がありました。
厚生労働省では、12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定め、職場のハラスメントをなくし、みんなが気持ちよく働くことができる職場環境をつくる気運を盛り上げるため、広報ポスターの作成・掲示、啓発動画の作成など集中的な広報・啓発活動を実施することとしています。
その一環として開催する「職場のハラスメント対策シンポジウム」の案内などが掲載されています。
<12月は「職場のハラスメント撲滅月間」です>
≫ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07905.html
令和元年 11月 19日
連合(日本労働組合総連合会)から「社内ルールにおける男女差に関する調査2019」が公表されていますが、これがちょっとした話題となっています。
この調査は、職場における服装・身だしなみや旧姓・通称使用についての決まり・ルールに関する意識や実態を把握するため、インターネットリサーチにより実施し、全国の20歳~59歳の有職者1,000名の有効サンプルを集計したものです。
そのポイントは、次のとおりです。
●職場での決まりについて
・服装や身だしなみについての決まりの有無について、「ある」は57.1%、宿泊業や飲食サービス業が高い傾向
・「男性は長髪NG」、「女性はシャツ色ピンク」、「女性はパンプス」など、男女で異なる決まりが多数
・「パンプスのヒールの高さに決まりがある」は19.4%
・服装や身だしなみの決まりに従わないときの扱いについて、「何らかの処分がある」は19.4%、「何もない」は30.5%
処分の内容の最多は「始末書提出」
☆全回答者に、服装・身だしなみの決まりについて思うことを聞いたところ、「あったほうがよい」は14.7%、「最低限でよいと思う」は54.9%、「本人に任せるべき」は18.1%、「ないほうがよい」は5.2%という結果となっています。
●職場での旧姓・通称使用について
・「職場で旧姓・通称の使用がともに認められている」が36.3%
●名字の変更と選択的夫婦別姓制度について
・「選択的夫婦別姓という言葉や制度を知っている」は83.3%
・選択的夫婦別姓制度の導入に向けた法改正についての意識について、「賛成」は44.6%、「反対」は8.7%
☆選択的夫婦別姓制度が導入された場合にどのようにしたいと思うか、その意向をみると、「同姓がよい/同姓でよい」は40.7%、「別姓がよい/別姓でよい」は4.9%、「どちらでもよい」は39.6%、「わからない」は14.8%という結果となっています。
服装・身だしなみの決まりについては、最低限の決まりで足りると考えている人が多いということです。
どこが最低限なのかという線引きが難しいところですが、納得できるルールなら受け入れられるが、意味もなく厳しいルールは受け入れられないということかもしれません。
<社内ルールにおける男女差に関する調査2019(連合)>
≫ https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20191115.pdf
和元年 11月 19日
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