毎年7月になると、「今年の新卒社員の試用期間が終わるころだな」と職業柄考えてしまいます。
またこの時期になると、翌々年の新卒採用に向けた水面下の動きとして、
大学3年生向けのインターンシップの話が聞こえてきます。
近年の新卒採用においてはインターンシップによる学生との接点づくりが重要なポイントとなっていますが、
2026年卒での企業の実施予定はどうなっているのか、調べてみました。
ベネッセi-キャリアにより「企業の新卒(25卒・26卒)採用計画実態調査」が公表されており、
これにオープンカンパニー(業界・企業による説明会やイベント、従来の1dayインターンシップを含む)の
実施意向が集計されていました。
調査対象は同社の採用サービスを利用している企業で、有効回答数は379社とのことです。
・5日間以内のオープンカンパニーの実施有無については、
25卒向け:実施が全体の58.0%
26卒向け:実施(予定を含む)が全体の74.9%
・26卒のオープンカンパニー開始予定時期
6月 12.7%
7月 16.5%
8月 21.2%(ここがピーク)
9月 16.8%
10月 10.3%
・オープンカンパニーでの具体的な実施施策の予定
会社説明会(対面) :13.7%
会社説明会(オンライン):20.9%
職場見学(対面) :13.5%
職場見学(オンライン) :1.6%
社員との交流会(対面) :11.5%
個別相談会(オンライン):6.3%
人事担当者の人的リソースが少ない中小企業においては、新卒採用の負荷が非常に大きくなります。
26卒についても企業の採用意欲は高いため、激戦がよそうされます。
まずはこの夏がオープンカンパニーの勝負所となりそうです。
https://www.persol-career.co.jp/newsroom/news/research/2024/20240529_1488/
令和7年 3月 7日