名前のとおり神奈川県鎌倉市発祥のシャツメーカーです。一時期は成田空港にも店舗があったのですが、残念ながら現在は千葉県内に店舗がありません。都内や鎌倉本店まで行くことがあります。
シャツを購入したときにもらった
ブランドブックです
私は手が長い為、既製品のシャツだとほとんど寸足らずになってしまいます。
それなりの品質のシャツで、それなりの価格で購入できるオーダーシャツ・セミオーダーシャツを探していたところ、この鎌倉シャツにたどり着きました。
もちろんシャツの生地やデザインにも満足しているのですが、この鎌倉シャツに入れ込むようになった理由は、鎌倉シャツが発行しているブランドブック「The Story of Kamakura Shirts」のある記事を読んだことによります。
鎌倉シャツの創業者である貞末 良雄社長の言葉を以下にご紹介します。
貞末家は江戸時代から続く呉服商で、貞末良雄は、父親から商いの正道すなわち「商人道」を教わって育ちました。
「昔から商人の地位は低かった。だから武士以上に品格や誇りを大切にしなければならない。商人とは、お客さんに喜んでもらって初めて、その分け前をいただけるんだ。本当の商人というのは嘘はつかない。人のために身を粉にして働いて、自分が調達したものを売って喜んでいただいて生計をたてるものである。武士以上に強い品格と矜持をもって商人道を貫け」
私自身も社会人のスタートは小売業でした。そこでも商人としての心構えを教わってきましたが、この「武士以上に品格や誇りを大切にしなければならない」という言葉に感銘を受けました。
江戸時代は士農工商の制度により身分が低く見られがちであった商人ですが、だからこそ人一倍の努力をして、その努力があるからこそ品格高く、誇りをもって仕事にあたることができるのだと思います。
そのような想いを受け止めて、鎌倉シャツの袖に手を通すようにしています。